ゾラニテテ 戦績やボクシングスタイルとは…井上尚弥に勝てない理由他
2022/05/14
今日はあの黄金のバンタム級で、井上尚弥選手がすっきりと1RKO勝利を収められましたね、階級を上げても懐への入り込みと左ジャブの打ち分けの見極め、何をとっても素晴らしい試合運びでしたよね。
ジェイミーマクドネルの戦績やボクシングスタイルとは?リーチ差他
以前記事にした、ジェイミーマクドネル選手が今回の相手とあり、身長差やリーチ差が非常に気になってはいましたが、もう関係ありませんでしたね。
そもそも、今回ジェイミーマクドネル選手は計量にうまくいっていなかったことは明白で、特に軽量の時の青ざめた表情を見ればもうすぐにわかりましたね。
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特に、今回試合前に12キロも戻ったということですから、もしラウンドが進んだとしても今度はスタミナの問題があったでしょうね、ということで今回は井上尚弥さんは余裕で勝つことができたと私は思います。
10年間負けなしということ決して弱い選手ではありませんでしたが、もう再戦することはないでしょうし、マクドネル選手は1つ上のスーパーバンタムに階級を上げるかもしれませんね。
さて、そんな中、井上尚弥選手がWBSSボクシングトーナメントに出場することを宣言されましたが、これは階級のNO.1を決めるトーナメント戦で、今回その中でもゾラニテテ選手について取り上げて見ようと思います。
ゾラニテテの戦績や強さとは…
WBOの現世界バンタム級のチャンピオンでもあるゾラニテテ選手ですが、戦績やその強さについてご存知ない人も多いことでしょう。
まず、戦績についてですが30戦27勝で実にKO勝ちが21と、戦績だけみますとパワーボクサーということがわかります。
ただ、そんなゾラニテテ選手の強さとなると、少し疑問が残りますね、というのもつい最近あの井上尚弥選手が対戦したこともあるオマールナルバエス選手と対戦をしています。
その試合結果は判定でゾラニテテ選手が勝利をおさめたのですが、大差判定ではありましたが、井上尚弥選手は壮絶KOで勝利を収めた訳ですから、そんな相手に判定では強さは少し懐疑的ですよね。
ゾラニテテのボクシングスタイルや弱点はどこ?
ゾラニテテ選手の試合の様子を見ましたが、サウスポースタイルで、ジャブの打ち分けと、懐に入ってくる相手へのタイミング良い左ストレートが持ち味に見えますが、サウスポー特有の、カウンター狙いをしている様子も伺えますね。
ただ、ラウンドが進む毎に全体的にガードが下がり気味になっていますし、11秒KOの実力程強くは思えませんね。
特に井上尚弥選手のスピードは、体重を増やしてからも衰えるどころか、前後左右の動きはとてもスピードがありますから、ゾラニテテ選手はついていくのがやっとでしょうね。
弱点は右のジャブでリードジャブを打てる間は良いですが、恐らく井上尚弥選手の左フック、ジャブに苦戦することでしょうね、このジャブ、並のランカーボクサーのストレート並の威力だと思いますね。
ゾラニテテが井上尚弥に勝てない理由とは…
井上尚弥選手のスパーリング相手は、同階級の選手はほとんどいません。
1階級ないし2階級上の選手とまともにやりあいますし、驚くべきはその上の階級の選手でもなぎ倒しますので、ゾラニテテ選手がいかに良いパンチを打とうとも、井上尚弥さんにはあまり重いパンチには感じないことでしょう。
ゾラニテテ選手のほうが強いという人は、恐らく身長やリーチ、そして11秒KOと言う所にフォーカスされすぎていますね(笑)今回マクドネル選手を僅か1RKOですから、リーチは問題ないことが証明されました。
苦手の技巧派という話も出ていますが、むしろ井上尚弥選手はパワーパンチャーではなくかなりの技巧派です。
タイミングよく打つのは、井上尚弥選手も大得意ですし、1発もらうと4発返すのが井上尚弥選手の持ち味ですので、実際にナルバエス戦でのカウンターや、圧力を一度ご覧になってください。
あれだけの伝説的な選手への圧力、フットワークをみるとゾラニテテ選手が勝てないのは明白でしょうね、WBSSは井上尚弥選手の優勝で決定でしょうね。