くつろぎダイニング鳥夢 誤発注した鶏肉の原価相場や賞味期限とは
2022/05/14
これも何だか真相がわからない話なのですが、どうもとある神戸にある飲食店が、鶏肉を誤発注したことで、多くの鶏肉が届いてしまったようで、そのお店を助けようと色々なお客様が来店されたとのことですが、これが誤発注キャンペーンだったのではないかという騒動になっていますよね。
これは、SNSで発信されてなく、例えば駅前などで道行く人に丁寧に事情を話して、お店に来てもらっていれば、このような大きな騒動にはなっていないと思いますが、楽に拡散できる分、やはりこのような騒動には裏があるのではないか？という見方をされる人もいますよね。
さて、今回の鶏肉誤発注騒動ですが、発注をしたお店というのは、くつろぎダイニング鳥夢というお店のようです。
今日は、意外と知られていない鶏肉の原価についてや、賞味期限などについても少し紹介をしておきたいと思います。
くつろぎダイニング鳥夢は本当に誤発注だったの？何故キャンセル不可だったのか…
少し気になることを言わせていただきますと、そもそもくつろぎダイニング鳥夢さんは、本当に誤発注だったのでしょうか。
鳥夢というお店の名前からして、鶏肉の発注は今回に限らず、決まった曜日に在庫を確認し、予約の量などと取らし合したうえで適性在庫の発注をされていたのではないかと思いますが…。
しかも、発注業務は少なくとも週に1回は必ずしますから、1回の発注ロットも今まで通り変わらないでしょうし、そもそも96キロを発注すると言う可能性はかなり低いのではないかと普通なら考えますよね。
鶏肉の納品形態は4キロのパックが6個入りになって1箱という単位が多いですから、ちょっと誤発注というのは怪しい気もしますよね、仮に誤発注だったとしても、基本的にキャンセルもできますし、発注伝票をおこしておいて、残りの過剰分については、その業者さんに都度分納で持ってきてもらうこともできるわけですからね(笑)
鶏肉の原価とはどれぐらいなのか？
恐らく、納品された鶏肉からすると胸肉などではなく、鶏もも正肉だと思われるのですが、このもも正肉については意外とお値段は安いです。
飲食店は人件費と原価率で60％を占めると言いますが、基本的に原価率は40％から45％ほどを占めており、例えば1000円のからあげが出てきたとしたら、そのうちの原価が400円から450円です。
これには、製造上の原価も入っているので、少々高いですが、純粋に鶏肉だけの原価で言いますと、国内産の鶏肉はともかく、飲食店で多く使われるブラジル産のもも正肉については、1キロあたり400円から500円ほどです。
数年前については、まだ安かったのですが、年々値上がりをしているようです。
ですから、今回キロ500円だとして、96キロですから、48000円が鶏肉の原価ですので、お客さんの入り方によっては、簡単に利益を出すことができたでしょうね。
鶏肉の賞味期限はどれぐらいあるの？冷凍していれば…
鶏肉が冷蔵庫や冷凍庫に入らない…と言われていたようですが、これも業者のチャンバー冷蔵庫などに一時的に預かってもらっておけば問題ないように思うのですが、そもそも冷凍の鶏肉の賞味期限とはどれほどなのでしょうか？
確かに、チルドの鶏肉であれば、賞味期限は短いのですが、真空にて梱包納品されている冷凍の鶏肉の賞味期限はかなり長いです。
勿論冷凍焼けのような覚悟をもってして保管するのであれば、1か月ほどは実際保管していても問題ありません。
一度すべてを常温解凍をしてしまった上で、再度冷凍をするようなことをしてしまえば、賞味期限というのは短くなるわけですが…。
それらを加味すると、今回の騒動が大きくなるのは目に見えていますよね(笑)しかも500円引きということであれば、原価的に考えても、恐らく儲けは出ることでしょう。
実際にその対象の鶏肉以外の注文もしますし、食べ飲み放題ということはドリンクも注文できるわけですからね、特にドリンクについては飲食店は本当に儲かりますからね。