アカカミアリとヒアリの違いは何?特徴や症状の画像…対処法は水?
2022/05/14
なんと、先日も記事にしましたが、外来種のヒアリが見つかった名古屋港で今度はヒアリに似たアカカミアリというのが60匹も見つかったようです。
この外来種というのは、以前にも記事にしているのですが生態系を破壊しますし、日本古来の生き物と繁殖すれば、いわゆる雑種も誕生したりと、良いことがないのですが、何故こんなにも日本に上陸してくるのでしょうか。
基本的にはペットとして飼っていた生き物が、飼い主の飼育環境が悪くなったことで飼えなくなり、それが川や海、池や放水路などに放流され、繁殖していくわけですが今回のアカカミアリについては、恐らく海外から運ばれてくるコンテナの中に潜んで日本へと密入国したのでしょうね。
私なら一度ヒアリが発見された時に、最低でもコンテナの外側は入念に洗浄をするなど対策を打ちますが、海外からの輸入コンテナには、そのような処置はされないのでしょうか。
まず先日のヒアリの記事や、外来種についての記事はこちらをご覧になってください
ヒアリの天敵のハエは「ノミバエ」?フェロモントラップとは何…
さて、今日はあまりしられていないアカカミアリについて、少し見ていこうと思います。
アカカミアリとヒアリは何が違うの?特徴は…
まず冷静に、アカカミアリとヒアリの違いは名前なのですが、一番気になる毒性というのは、どちらのアリも強烈です。
刺されたら腫れ上がりますし、アナフィラキシーショックの症状もあらわれることがあるので、注意が必要なのですが、まずはいつも見るアリとは少し違うな・・・と思われた段階で近づくのはやめましょう。
また、振動を与えたり、まわりで騒いでいるとアリを刺激してしまいますので、落ち着いて行動しましょうね。
アカカミアリもヒアリは体長もほぼ同じくらいの大きさですし、べっこう色のような色も非常に似ています、そして唯一違うのはお尻の部分がやや暗いのがヒアリで、お腹の周りや胸に毛が生えているのがアカカミアリです。
ここまでは肉眼で確認できないでしょうから、近づかないでおくのが賢明です。
アカカミアリに刺されたらどうなる?症状は…
同じような毒性をもつヒアリにように、アカカミアリにも刺された場合には、症状としては腫れ上がったりするようで、画像で見てもわかるようにかなりプクッと腫れている感じがしますよね。
ハチ毒の成分であるホスホリパーゼやヒアルロニダーゼなども含まれているという事で、もしかするとハチに刺された時のような感じなのかもしれません。
私も昔、遊んでいた時にハチに刺されたことがあるのですが、かなり痛かったですね、本当に注射針で刺されたかのような感じと言えば良いのでしょうか、何とも言えない痛さなんですよね。
アカカミアリの対処方法は水?それとも殺虫剤?
もし、アカカミアリを駆除しなければならないという状況に出くわした場合、どのようなことができるのかと私考えて見たのですが、恐らく足で踏んだり、近くにあるもので叩いたりするでしょうけど、足で踏むのは危険ですよね。
その足をかけあがってアカカミアリが登ってくる可能性もありますし、叩くのも手や腕についてしまうと、刺されますからね。
やはり、飛び道具と言いましょうか、少し離れているところから攻撃ができる方法が良いとおもうのですが、本当に効果はあるのでしょうか?
例えば、水なんかはそのままかけるとアカカミアリを刺激するだけであまり効果はないようなのですが、どうも熱湯などをかけると、アカカミアリはおろか、アカカミアリのご自宅である「巣」も撃退が可能なようです。
そして、一番効き目があるであろう殺虫剤ですが、通常市販されているものはアカカミアリ専用となっている殺虫剤はないわけですが、この殺虫剤は普通に市販のものでも問題ないでしょう。
ただ、何度も言いますがまずは、発見したら環境事務所などに即座に通報して、自分の身に危険が及ばなところまでは距離をおくようにしましょう。