タクシー運転手の事故、プリウスが止まらない?補償と過失割合は?

   

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12/3の夕方、福岡県博多区の原三信病院の東館1階のラウンジに、市道を走ってきた個人タクシーのプリウスブレーキをかけても止まらず、そのままラウンジに突っ込むというような事故が発生したようです。

これにより、負傷者等も多く出たようで、改めて車は凶器となることを思い知らされた結果となりました。

おそらく、大きく大破した車の画像を確認すると、間違いなく白のTOYOTAプリウスではないかと思われ、サイドメンバーが大きく損壊し、足回りが完全に欠損しているような状態で、事故の惨状をより、リアルに伝えるような画像でした。

実はこのドライバーさんの止まらなかったという点を考えてみたんですが、TOYOTAのプリウスはつい先日、サイドブレーキのリコールも出していますし、過去を遡ると大きなリコールを出している印象があります。

今回の車両については、リコール点検・修理がなされていたのでしょうか?

近所の方の話だと、とても真面目なドライバーさんとのことで、日常点検をしっかり行い職務に当たり、尚事故をしたことが無いようなドライバーさんだったようですね。

 

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プリウスにおけるブレーキの不具合発生について

実はTOYOTAプリウスなんですが、ZVW30型というこの度事故を起こした車両と同型の車両において過去にリコールが起きています。

これは調査によってのちに判明をしたのですが、ABSが原因であったようです。

またプリウスと同じ共通のシステムを採用されているプリウスPHVやSAI,レクサスHS250hなどでもリコールの対象となったようですね。

ちなみに、プリウスPHVについては、こちらについても皆さんご注意ください。

アメリカでは、プリウスが暴走して、事故を起こしたということも発生していますが、これについては運転操作ミスが判明しましたが、本当に大丈夫なのでしょうか?

個人的には、世界に名を馳せる企業TOYOTAは誇らしい存在なのですが、ここ最近は少し停滞気味ですよね。

もっとモノづくりへの姿勢を、しっかり開発に生かさないと、今後もっと危ないリコールが増えると私は思います。

 

タクシー事故 賠償 保険

 

車のせいにはできない・・・タクシー運転手さんの事故の補償は?

でもですよ、車のせいにできるかどうかは、わかりませんよねー。

と言うことは今回の事故のようなことが、発生してしまった場合、どのような結末になるの?ってことなんですが、賠償金を支払わなければならないでしょう。

しかも、今回のケースは個人タクシーですから、個人での支払いはまずは自賠責保険等を使用したりするなど、とりあえずの対応は可能だと思われますが、全部が全部、事故の補償をすることはできないでしょうね。

ちなみに、タクシー運転手さん自体の事故後の補償はありませんし、今後このようなことを起こしたドライバーさんは、復帰の道が非常に険しくなることでしょう。

私も以前、タクシーと事故をしたことがあるのですが、何と私の場合は車対車だったので、何とか問題はありませんでしたが、タクシー会社には事故係なる人たちがいて、事故を専門に扱うプロフェッショナルがいます。

現に、私自身全く賠償をしてもらえず、自分で中古パーツを購入して、DIYで修理した記憶がありますねー。

この間もお話をした通り、「お客様の人生を預かる商売」をしていたのに、たったちょっとのことで、お客様の人生をむしりとってしまうのですから、肝を冷やしますね。

 

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慰謝料の相場と過失割合は?

これはですね・・今回のケースで言うと、大変申し訳ありませんが多分、ドライバーさん側が非常に悪いのでしょうね。

目撃者もおり、数十メートル手前から急加速だったことを考えると、色々なドライバーさんの事故原因にもあげられている、睡魔が襲ってきたのではないかな・・・なんて思っちゃいましたね。

だってドライバーさんはすでに64歳で、かれこれ30年以上乗ってはいるわけですが、年齢的に、運転に支障がでるような健康状態であってもおかしくないはずなんですよね。

ドライバーさんは、ギアを変速したが、減速しなかったと言っていたようなのですが、プリウスはBというレンジがあるのですが、そこにシフトしてアクセルから足を離すと、エンジンブレーキが効くような仕組みなんですが、実は操作方法なんかも曖昧だったのではとも思いましたね。

ようは通常のAT車とは、少し違う操作方法で、いくら個人タクシーで長時間勤務をされている方であろうとも、数年前より採用されたプリウスのシフトより、それ以前のATシフトでの取り扱いのほうが体に染みついているわけで、咄嗟の反応で、そのシフト操作を誤ったのではないかと推察します。

音も出ない車ですし、年齢に応じたレギュレーションを車両に設定し、馬力やトルクを年齢に応じて最高出力が出ないように義務付けるくらいのことをしておかないと、もっと発生しそうですよね。

そして慰謝料の相場は、やはり遺失利益という観点でしょうから、年齢的に若い方への事故のケースの場合高額となりえますし、過失の割合については今回、ドライバーさんが100%悪いですから、事故の対象者総数で考えなければならず、かなり莫大な慰謝料を払うケースが考えられますし、自己破産してしまうくらいのレベルとなってしまうかもしれません。

私も明日は我が身、いつもより気持ちアクセルよりもブレーキに意識を置いて運転したいなと思いましたね。

 

 

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