イップスを克服する方法!治療は原因と特徴の把握が必要とは?

   

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東京ヤクルトスワローズの森岡良介選手は、イップスで引退をしなければならなくなったのですね・・・。

ついに日本のプロ野球も、オフシーズンを迎え今シーズンレギュラー奪取とならなかった各球団の選手たちはすでにシーズンオフ同時に、個人練習などや海外派遣で海外リーグに挑戦をしたりと、忙しい日々を過ごしています。

そんな中、この季節の風物詩といってはなんですが、トレードや戦力外通告など球団から戦力として見られずに残念なことに、球団を離れざる、または支配下登録から外れ背番号が3ケタに・・・という選手もたくさんいます。

特に、ほとんどの選手は自身の持っているアピールポイントが、プロ入り後鳴りを潜めたまま、あるいは通用しなくなり職場を離れなければならなくなっているわけなんですが、皆さん頭書きをしましたが、「イップス」というのは聞いた事がありますか?

知っている人も、あまり聞き慣れない人も今のタイミングで、このイップスを知っておくことでしょう。

特にスポーツをされる方は、今後このイップスにかかる可能性が大きいからです!管理人である私も小学生のころから野球をやっていましたが、実はこのイップスになったことがあるんですが、見た目、熱があったり、肩や肘が悪いわけでもないので、まわりの選手からすると、「何やってんだよ!」と愛想つかされることが多々あり、この「イップス」ということだけでかなり人間関係もぎくしゃくしたり、下級生や上級生、OB、監督・コーチから信頼を失うことになったことを、今でも覚えています。

 

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イップスとは突然、本当に誰でいきなり発症するものなのか?

今回、東京ヤクルトスワローズの森岡良介選手が引退をしましたが、この森岡選手のコメントで、「突然」「いきなり」なったことを示唆されていましたが、これはなったことのある私も言いますが、突然やいきなりなることで間違いありません。

では、なぜ突然起こるのかと言いますと、私の例が当てはまれば・・・なのですが、私の症状が発生したのは、高校2年生のときに突然、目に見えるような形ではなく、いきなり発症したのです。

1年生の秋よりレギュラーでクリーンナップを任されていた私は、本当に順風満帆な野球生活を送っていましたが、冬の走りこみの最中に、左足の甲に激痛が走りました。

そう、疲労骨折が判明したのです。が、無理をおして練習をすることで、掴んだレギュラーの座をミスミス明け渡したくなかったのです。

そしてその年の冬、先輩の腰の状況が思わしくなく、セカンドへとコンバートされることになりました。

それまでの打撃中心のファーストというポジションからケースバッティングやカバーリングなどかなり多くの作業をこなさなければならないポジションを任されることになり、出来るのだろうか、という精神的な不安が心にまとわりつくようになりました。

 

イップス 理由 原因 克服

 

イップスには、必ず原因と前兆があることを理解する

先ほどの文章を読んでみて、どのように思われましたか?

これ実はもう何十年も経過してからわかったことなんですが、要するに、何事にもその原因となるような前兆や前触れが必ずあって、それを理解することにあるんです。

私の場合、期待に答えようとすることで、①怪我を完治させないままに隠して練習をしていた②コンバートをされたことで、いつもと違う作業が増え精神的に不安定になった。

このように分析をしていますが、現役時代に分かったかと言えば、学年唯一レギュラーを奪取し、プライドや負けられないという気持ちが、誰かに相談することや客観的に見てもらうことを阻害してしまい、受け入れようとしなかったわけなんですよね。

イップスとは、一種の精神的なものが原因です。

私の場合は動作をするごとにまばたきが多くなったり、突然声をあげてしまうようなことがありましたから、かなり悪い状態であったに違いありません。

 

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イップスを克服、治療効果のあった3つの方法とは?

私がイップスを克服した方法の一つめは、①近い距離でのキャッチボール、②ロングティー、③陸上部との練習でした。

まず①については、絶対にキャッチボールをする相手を毎回変えないでください、そしてベース間の半分の距離でキャッチボールをしましょう。

また、利き手とは反対側でお互いにキャッチボールをしてみてください、硬直した筋肉にリラックス感を与えるため、あえて元々うまく投げられない方法でお互いに投げ合い、気持ちをリラックスした方法でおこないましょう。

そして②ですが、バッティングではトスバッティングの延長で思い切りスイングをするロングティーをおこないましょう。

今度は逆に目一杯、振り切って頂いて構いませんし、この際は体の軸がぶれないことのみを意識してください。

そして、③ですが陸上部などのようにボールなどを使用しない、とにかく走る部活動の人たちなどど練習をしましょう。

全て理由があるのですが、①は楽しみながらできることで気持ちを楽にできる効果がありますし、②はストレスを解放できます。

そして③はスポーツに重要な足腰の強化ができますし、何よりも他の部活動の人間は、自分のことを色んな面からみてくれるからです。

「走り方が悪いので、膝からしっかり前に踏み出して地面を蹴ってみよう」など野球しかやったことの無い人には、とても新鮮味のある指摘なので、ストレスになりません。

むしろ、取り入れることで野球に活かせるのでは?と思うはずです。

これは、実体験を元にした克服方法なのですが、私はその効果もあってか夏の甲子園予選では数十年ぶりにベスト8まで進むことが出来ました。

また、大学、社会人となり人の意見に耳を傾けることや、何より意味の無いことも、実は重要な意味があって自身のプラスになるんだと、前向きに物事をとらえられるようになりました。

イップスで悩んでいる方は、是非試してみて下さい。

 

 

 

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