トミージョン手術 球速が上がる理由は?何故靭帯が断裂するのか…
エンゼルスっで活躍する二刀流日本人選手と言えば、大谷選手ですが、アメリカでの発表によると、トミージョン手術をおこなうというような報道がされているようですね。
やはり、日本人選手には、あの指にかかりづらいボールに、硬いマウンドがマイナスなのでしょうか、今まで在籍した日本人はほとんどトミージョン手術を受けているといっても過言ではない程、その手術に踏み切っていますが、一体何故なのでしょうか?
3週間ほど様子をみてから決めるとの話もありましたが、よほど靭帯の状態は良く無いということなのでしょうね。
やはり、見た感じでは、スプリットの多投によるものが原因のようにも思うのですが、同じような決め球を持つヤンキースの田中投手もやはり以前に肘を痛めていますよね。
今季は間違いなく年俸6000万円以上のパフォーマンスは出せたと思いますが、もしトミージョン手術に踏み切れば、復帰は少なくとも1年以上はかかるでしょうし、少し心配ですよね。
これで、打者に専念したほうが良いと言う人も増える事だろうと思いますが、PRP治療で何とか持ちこたえて欲しいと言う気持ちもありましたが、難しかったのでしょうね。
今日は、そんなトミージョン手術について少し取り上げて見たいと思いますが、どうも術後に球速が上がるということが言われているようで、その理由や靭帯が断裂するメカニズムなどについても調べて見ました。
トミージョン手術で球速が上がるのは何故?その理由とは…
トミージョン手術とは、断裂した靭帯に、自身の手首などから腱を移植し、縫い合わせるような手術なのですが、何故そのような大手術なのに、メジャーリーグでは80%近い復帰率を誇り、尚且つ球速が上がると言われているのでしょうか。
それは、あのダルビッシュ投手もそうだと思いますが、リハビリ期間が非常に長く、1年以上ボールは満足に触れませんが、しっかりと体をつくるトレーニングに打ち込めたり、尚且つ今まで弱かったインナーマッスルなどもしっかり鍛えられることもあり、肩や肘などを強くできるわけです。
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勿論、可動域などの問題もありますが、プロ野球選手になると、基本はシーズンを戦わなくてはならず、言えば1年間みっちりとトレーニングすることは難しいのです。
ですから、この1年間を有意義に使い、トレーニングをおこなうことで球速が上がるのが実現化出来る訳です。
トミージョン手術を受ける人は速球派が多い?何故靭帯が断裂するのか…
野手でも投手でも、靭帯を断裂し、トミージョン手術を受ける人は多いですし、今では日本の高校生などでもトミージョン手術を受ける人もいるようですが、やはり速球派は肘に負担がかかるために、トミージョン手術を受けなければならないほどの肘の状態になるのでしょう。
メジャーリーグの投手も層々たるメンバーがトミージョン手術を受けていますし、日本人選手もやはり日本人の中では本格派、速球派な人たちが、同手術を受けています。
何故靭帯が切れるのか?という疑問を持たれている人も多いかと思いますが、やはり酷使する事です。
日本の高校野球など球数制限は基本ないのですが、アメリカなどではやはり、肘や肩は消耗品という考えがあり、オーバーユース症候群にならぬようしっかりと管理されています。
投球動作の間で、肘の内側が引き伸ばされることでストレスが繰り返しかかることが、良くないと言われており、野球などのスポーツでは必ず野球肘というような形で、実は小さな頃からついて回る話なのです。
トミージョン手術 復帰まではどのくらいかかるのか…失敗する可能性とは?
トミージョン手術ですが、復帰までにはどのくらいかかるかと言うと、やはり最低でも1年間は必要、そしてさらに半年はリハビリなども必要かと思います。
ですから、今回の大谷選手の場合では、2020年シーズンからの復帰と言うのが一般的ではないでしょうか。
実際に、ダルビッシュ投手もトミージョン手術を受けていますが、約2年近くブランクがあり、やっとの思いでメジャーの舞台に戻ってきています。
トミージョン手術は先述の通り、100%成功する手術ではなく、勿論失敗する可能性もあるので注意が必要なのですが、例えば元レンジャーズの大塚投手は、過去3回ものトミージョン手術を受けていますが、肘の慢性的な痛みもあり、最終的にはメジャーの舞台には戻ることができませんでしたよね。
靭帯を縫い合わせるということで、やはり縫合を行うので、しっかりとリハビリを段階的にこなし、そして投球のバリエーションも今まではは変えて、負担の無い投球をして行かなければ、また再発ということも勿論あることでしょう。
トミージョン手術を行う大谷投手には是非しっかりとパワーアップして戻ってきてもらいたいですね!