代車の事故で廃車・・任意保険に修理代、賠償や他車運転特約とは?

      2022/05/14

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東名高速道路で非常に大きな事故が起こったようですが、乗用車が反対車線を乗り越え、対向車線のバスにぶつかったようなのですが、何故わかったかと言うと、ドライブレコーダーのようですね。

このドライブレコーダー、正直昔はあまりクローズアップされていませんでしたが、事故が発生した様子をしっかりと録画することで、だれがどのように運転をしていたからどうなったのか?というところがはっきりわかるので、ここ最近装着車が増えていますね。

特に今回のバスのように、運転で人を運んだり物を運んだりする業界の車への装着率は高くなっていますよね。

私思うのですが、もう新車販売される車には100%カメラを装着すべきだと思うんですよね、というのも、今回の事故での負傷者の方は、40人を超えるようなのですが、このカメラが無ければ状況を把握できませんでしたし、最近は高齢ドライバーが通学、登校中の小学生や中学生などの列に突っ込んだりしていますよね。

でも責任能力がないとか何とか、解決に至らないことも増えていると思うのですが、このようなドライブレコーダーがあれば、その事故を一番近くで見ていた証言者になるわけですからね。

そして今回の事故で一番クローズアップされているのが、事故を起こしたマツダデミオは何と代車であったことがわかっています。

この代車で事故を起こしたらどうなるのか、意外と車検などで代車を借りる人も多いのですが、事故を起こしたらどうすればいいのかわからない、知らない人も多いですよね。

でもこれ、しっておかないと、「そんなことしりませんでした」では後の祭りですので、ここで覚えてもらった方が良いでしょうね。

私は、車が好きなこともあって、最近はこの保険についても学習しましたから、皆さんにアドバイスができると思いますし、私も昔事故をして困ったことがあったのです。

 

 

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事故で代車を廃車にしたら、誰の責任になるのか・・・?

代車を借りるシーンは人さまざまですが、例えば自分の車を修理に出していて、その代わりとして代車を借りたり、車検の際の代車というのも考えられるでしょう。

ではその代車を運転中に事故を起こした場合、責任については誰にあるかですが、様々なケースが考えられます。

まず車同士で事故を発生させた場合は、相手との過失割合でその事故の責任の所在を判別していくのですが、この場合契約する任意保険を使用していくわけです。

ただ、この事故で廃車になったパターンに、貸し出していた車屋さんが関係する場合もあります。

というのも、この貸し出した車自体に整備不良が見受けられ、事故を起こした場合、この責任の所在は代車を貸し出した車屋さんに責任が生じます。

でもこの場合、事故の起因が代車の整備不良であったことを立証するのはとても難しいので、もし揉めたとしてもかなり長期に渡って解決していかなければならないので、覚悟が必要ですよね。

ちなみに、代車については以前このような記事を書いていますので、宜しければどうぞ→新車の納期遅れやキャンセル補償は?代車費用や貸与期間はいつまで

 

代車 事故 修理 保険

 

代車を事故で修理しないといけない場合、修理代や自身の加入する任意保険はどうなるのか?

代車事故の責任の所在については少しお話しましたが、実際に修理をしないといけない場合、修理代と言うのはその借りた車屋さんから請求が来ると思いますが、まず代車を借りる時に必ず確認をしたい注意するところがあります。

その借りた代車は「あくまでその車屋の代車」なのか「商品車を代車として借りたのか」というところを確認しておきべきでしょう。

というのも、代車というのはほぼ9割のケースが、その車屋が下取りした車や、解体などで引き揚げた車が代車として活躍をします。ですから代車で事故を起こしても、その車屋さんは痛くもかゆくもないケースが存在します。

ただ、これについては車屋の大きさや抱えている代車台数によりますから一概に言えませんが・・・。

そして一番面倒なケースが商品車を代車で出していたと言われるパターンですよね、例えば自身がワンボックスカーに乗っていて修理や事故で代車を借りることになったが、軽自動車しか代車が無く無理やり車屋に頼んで商品車であるワンボックスカーを借りた場合ですよね。

このような事故で廃車レベルにしてしまうと、間違いなく揉めます(笑)

わたしはここまでの事故を起こしたことは少ないですし、代車はボロボロの軽自動車ということで諦めていますが、もし自分から言い出して、車を準備させたのであれば要注意ですよ!

ちなみに、どちらの場合でも自身の任意保険を使うことになります!

 

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代車の事故で廃車、賠償や他車運転特約とは何?

代車事故で廃車にさせてしまうと、車屋はこのように言うでしょう。

「あの代車は、会社の営業マンのようなものであれがないと、修理を受け付けられないから損害が・・」

自身の起こした事故で廃車にさせてしまい落ち込んでいるのに、さらに追い打ちがかかってくるのは、この代車の廃車による損害の賠償はどうするかですよね。

自分の保険を使ってというのはバカバカしいので、自分のお金で賠償してしまえばと考えられている人は、参考になるかもしれません。

車を知り尽くす土屋が、是非交渉をしてもらう場合の代車で廃車となった車への賠償金の参考ベースですが、車検の残が6か月ぐらいであれば1万5000円、車検が1年以上あれば5万円、車検が2年近くついている代車の場合は10万くらいは弁償、賠償するのが交渉のベースでしょうね。

そして、それでも弁償や賠償ができない場合に登場するのが他車運転特約でしょうね。

この他車運転特約と言うのは、借りた車を運転中に事故を起こしてしまった場合、自身が加入している保険から優先して保険金が支払われる仕組みです。

ただ、この特約でも、保険が補償される場合とされない場合もあるため注意が必要なのですが、以下をご確認ください。

相手への補償 借りた車自体の損害
(ご契約のお車に車両保険がセットされている場合)
お支払いの対象 :○
お支払いの対象外:×
友人の車を借りて運転中に事故を起こした場合
親が別居の未婚の子供のところへ行き、別居の未婚の子供が所有している自動車を運転中に事故を起こした場合
別居の未婚の子供が所有している車を、別居の未婚の子供自身が運転中に事故を起こした場合 × ×
友人の車を借りてドライブに行っている途中、高速のサービスエリアに車を駐車して休憩中にぶつけられた場合 × ×
別居の未婚の子供が、友人の車を借りて運転中に事故を起こした場合
同居の息子が所有する車を借りて事故を起こした場合 × ×

なんでもかんでも補償をしてもらえるような保険ではない為、まず代車で事故をしたり、ぶつけたり、廃車同然の事故を起こした場合には、車屋に相談するとともに、保険屋さんにも必ず報告をしましょうね。

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