沢村賞 選考条件や基準は?歴代受賞者の特徴やその後の成績とは…

      2022/05/14

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ついに日本シリーズも始まり、そしてドラフト会議も終わり、実質オフシーズンへと突入をしていくわけですが、野球好きな私はつい先日のドラフト会議も仕事をそっちのけでテレビにへばりついていましたが、どのチームもしっかりと補強プランをたてて、有望な選手を指名していましたね、まさに投手では未来の沢村賞投手が、そして打者では未来の三冠王が出る可能性もあるわけですから期待せずにはいられませんが、先日のドラフト指名で気になる選手の記事は少し書いていますのでどうぞ。

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さて、オフシーズンになると気になるのが戦力外通告と、新人王や沢村賞の状況ですよね、特に沢村賞は投手なら一度はとってみたい賞な訳ですから、各球団のエース級の活躍をした投手は、沢村賞の受賞を心待ちにしていますよね。

そんな沢村賞の選考する基準や条件は実はコアな野球ファンであればともかく、知られていないのが現実です。

今日は沢村賞の選考対象となる選手の条件や、基準、そして昔受賞した歴代受賞者についても少し語らせてもらおうと思います。

 

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沢村賞の選考条件や基準とはなに?外国人はダメなのか?

沢村賞の選考となる条件ですが、NPBの選手ではないといけません(笑)というのは当たり前なのですが、細かな基準が設けられています。

まず登板の試合数は25試合以上で完投試合数は10試合以上、勝利数は15勝以上で、勝率は6割以上、200イニング以上の投球回数が最低でも必要で、奪三振数は150個以上、防御率は2.50以下というのが条件です。

ですから、これだけの成績を残すのは非常に至難の技なのですが、チームのエースでなければ達成できないような基準なので、ちょっと前半戦のローテーションを守ったぐらいでは全く沢村賞の条件には当てはまらないでしょうね。

地味に達成が難しい沢村賞の基準が、実は完投数で過去を見渡しても、ここ直近だと2011年の田中将大投手が14という記録を出してからは、該当する人はいないほどです。

沢村賞については、外国人で受賞した人がほとんどいないのですが、やはり助っ人外国人がチームのエースとして君臨することはほとんどないので、2016年の広島カープのジョンソン以外、あまりここ数年は該当がありませんね。

外国人だから沢村賞の選考に入れないというような条件はないですから、その点は覚えておいてください!

 

沢村賞

 

沢村賞 歴代受賞者の特徴をチェック!傾向とは…

まず、沢村賞のここ数年の歴代受賞者を見て見ると、色々と特徴があるのですが、まず圧倒的に右投手が多いという事ですね、2016年のジョンソンを除けば、2005年の巨人の杉内投手がソフトバンク時代に受賞するまで、左投手での沢村賞受賞者はいません。

そして、次の特徴としては沢村賞歴代受賞者の中で、ここ10年はパリーグの投手の受賞が多いという傾向にあります。

人気のセリーグ、実力のパリーグとは昔良く言われましたが、DH制のあるパリーグは圧倒的に不利なのですけどね(笑)

また、私の中で過去の歴代受賞者はここぞという時に、決め球があって三振を狙って取れる投手が多いような気もしますね、打たせて取るというようなピッチャーはジョンソンや摂津、岩隈投手ぐらいのもので、それ以外は良いフォーシームもあり、決め球となる変化球も一級品なんですよね。

 

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沢村賞 歴代受賞者のその後の成績とは…

沢村賞をとるということは、一番油がのりきった時期でもあるのですが、過去の歴代受賞者のその後の成績はどうでしょうか。

例えば、2016年のジョンソンは2017年開幕から出遅れ、最終的に二けた勝利にも届きませんでしたから、複数年契約をしたのに少し勿体無い印象が今年は残りましたよね。

2015年の前田健太投手については、ドジャースでも活躍をしており、成績としては防御率がMLBでは悪化しましたが、これからも上積みは期待できそうな気がしますね。

そして、2014年の金子千尋については、実は2014年の沢村賞受賞以降、右肩下がりで二けた勝利は一度も記録していません、2013年の田中将大に関しては、ニューヨークヤンキースではきっちりと二けた勝利を続けており、勝ち星に関しては何とかつけてはいますが、やはり防御率などは劇的に悪くなっていますね。

そして、2012年の摂津正投手については2012年以降何とか二けた勝利を続けていましたが、2016年には途切れ、かつ年々防御率は悪化の一途を辿っていますね。

宝刀でもあるシンカーがあまり生きなくなってきていることもあってか、狙い打たれるケースもしばしば見受けられるようになりましたね。

と、沢村賞を受賞してから劇的に成績が良くなる投手がかなり少数なことから、反対に沢村賞をとるよりも、毎年10勝、11勝ぐらいで勝ち続けてくれる投手の方が、今後魅力があるかもしれませんね(笑)

次回選考からは、クオリティスタートについても検討が始まるということもあるので、今後選考の基準や改定があるかもしれませんね。

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