VXガス、解毒剤を心臓へ注射の効果は?散瞳とコリン作用の症状他
先日より報道が二転三転と錯綜している、北朝鮮の金正男さんの報道ですが何とも驚きであったのが、女性2人が実行をされているということが、第一報として判明しましたよねー。
正直、大柄な男の人に対して、女性2人で立ち向かっていくということは、よほど弱みを握られていたのではないか!と私は思うんですよねー、要するに家族とか親族の人とかに、被害が及ぶぞ!というようなことをチラつかせていたんじゃないかと思うんですよね。
この金正男さんですが、実は日本の人もかなりの人が知っていますが、「いい人」なんですよねー、その辺は実は体型にも出ていますよねー、やはりかっぷくの良い体型は、何だか穏やか、おおらかなイメージをついつい持ってしまいます(笑)
金正男さんは、東日本大震災のときも本当に暖かいメッセージをもらえてますし、北朝鮮の祖国に対しても良い国になってほしいということをいわれていらっしゃます。
日本が大好きな金正男さんはあのガーリッシュナンバーでも作画の監督を務められていますし、アニメも超がつくほどお好きなようですね。
こんなまともでいい人で、ディズニー好きな人が、もういらっしゃらないのが非常に残念ですが、ここで私は、ご家族の安否も非常に気になっているのです。
どうもご子息で、長男のハンソルさんはフランス滞在とのことでしたが、所在がはっきりと把握されていないようで、何とか無事でいてほしいですね。
そんな報道の中でVXガスや針で攻撃など色々な情報が出てきましたが、おそらくガスとかもそうですけど、大気中に気化したりするような、いわば飛び道具でないと、証拠もしっかりと消すことが出来る方法だと考え実行したのかもしれませんね。
我々とあまり関わりのない、VXガスですが少し見ていきましょう。
VXガスとは一体どのようなものなのか?威力やマスタードガスとは・・
VXガスとは、天然の成分のみで形成されたような物質ではなく、人為的に作られた科学兵器なのですが、かなりの毒性といわれており、神経を攻撃する「サリン」と同様に、最上位クラスの猛毒です。
一時的に鼻や口から吸いこんでしまったから!ということ以外にも、実は皮膚からもこのVXガスを吸収してしまうので、ガスマスクなどをしているだけでは逃れることができず、水でゆすぐなどの行動を迅速にとったとしても、完全除去は不可能です。
化学兵器の禁止条約の中にこのVXガスは該当しており、製造や保有、そして使用することも禁じられておりますが、北朝鮮などはこの条約に署名していないです。
また、これらのVXガス以外にも、マスタードガスなどの報道も一部ありましたが、少し特徴が異なることから、この線はないのではないかと思います。
どちらかと言えば遅効性であることから、使用してジワジワ効いてくるもので、一時期には抗癌剤としても使用されていたことがあるのだとか。
VXガスの解毒剤は何?心臓に直接注射すると効果があるのか?
そんなVXガスの解毒剤というものが存在するのですが、アトロピンなどは抗コリン作用があるようで中毒系の症状には、これらを使用することがあるようです。
ただ、やはり病院などの医療機関に、如何に早くいくことができるかがポイントなんですよねー、もしくは如何に早くその場で治療が受けられるかということも重要で、地下鉄サリンのときも、アトロピンが活躍しましたが、神経系にダメージがあった場合には、しっかりと覚えておきたいですね。
そんな解毒作用があるアトロピンなどの解毒剤を、心臓に直接注射するというような、とあるアメリカ映画であるワンシーンについてですが、これは正直効果はあるかもしれませんが、素人がいきなり心臓に注射は無理ですよね。
こんな医療行為は、どのようなリスクがあるかわかりませんから、くれぐれもマネしないようにしなければなりませんね!
神経系のガスによる、散瞳とコリン作用とは何?
これ読めますかね?
散瞳(さんどう)というのですが、このような神経系へのダメージや、例えば外傷などのダメージの際に、瞳孔が拡大する症状のことをいうのですが、瞳の大きさは普通明るいところだと小さくなって、逆に暗いところでは大きくなります。
この大きくなった状態は散瞳の状態のわけですが、通常の状態でこのようになっていると間違いなく、何らかのダメージがありますね。
また、コリン作用というのもあまり慣れ親しんだ言葉ではありませんが、アセチルコリンというものを作り出す前段階なのですが、ではアセチルコリンとは何かというと、分かりやすくいうと、神経へと記憶などを伝達をする物質で、過剰に出ても駄目なもので、反対に不足してしまうとアルツハイマーなどを発症したりするなど、バランスを保たせるための大事なものなのです。
ここに異常が発生すると、目や唾液、肺や心臓、各臓器へと正常な信号が飛ばなくなるので非常に危険なのです。